茨城県かすみがうら市お米販売店「豊﨑屋」のしずたんです。

お米に含まれる水分量は炊いたときの食味に大きく関わるものですが、どのくらい変化があるかご存じでしょうか?
精米をしてしまうと、その水分量はどんどん減っていきます。

今回は、実際どのくらい減っているものなのかを「精米して半年後のお米」で検証してみました。

検証!精米半年後のお米水分量

お米の水分量は精米をすると減るといいますが、どのくらい減るのか実際の数字を計測してみました。(豊﨑屋調べ)

使用した機械 米麦水分計ケット ライスタf
使用したお米 2019年4月15日精米 複数原料米

精米してから半年も経ってしまったお米の水分量を計測すると、なんと10.3%。
玄米ではないから水分量が減るとは思っていましたが、こんなに減っているなんて・・・。
出荷基準は14.5%なので、このお米も本来は14.5%前後の水分があったはず・・・。
半年も経つと、お米も割れてしまっているものがあったりだったので見た目からパサパサ感。10.3%の結果にも納得できてしまう見た目。

衝撃でした・・・。

お米の水分量は出荷基準が14.5%

お米は乾燥作業の際、お米の水分量を決められた出荷基準に合わせて調整しています。その基準は、一般的に14.5%。

この14.5%は平均数値なので、お米一粒一粒の水分量は数値前後の水分量が含まれています。
お米一粒一粒の水分量が異なるのは、1つの田んぼでも風通しの良い場所とそうでない場所や陽当たりが良い場所とそうでない場所があるからなのです。

出荷時に水分量が定められているのは、玄米でお米を扱う業者が保存をする際に少しでも長く保存ができるようにしています。

精米をすれば減るのは当たり前。

よくよく考えると、玄米の状態って保湿をしている状態なんですよね。
お肌で考えると、パックをしている最中とでもいいましょうか。
そんな「最中」はお肌もお米も乾燥しません。

精米をするということはスッピン状態になるということ。
それじゃ、乾燥しますよね・・。

精米したお米の劣化を防ぐのは冷蔵庫

では、乾燥をしないようにするにはどうすれば良いのでしょう。
お肌みたいに化粧水はつけられないし・・・。

精米したお米の劣化を防ぐには「冷蔵保存」をおすすめします。
お米は呼吸をしている食べ物。
熱いところに置いておくとお米だって呼吸の回数が増えてしまうのです。

呼吸の回数を減らすことがお米の劣化を防ぐことになります。
また、お米には虫の卵が目視できませんが付着していることがあります。
お米を床に置いておいたら虫が出てきた!なんて経験ありませんか?
それは、お米の温度が高くなったために孵化してしまったのです。

劣化や虫の発生、カビの対策のために冷蔵庫で保存をしましょう。

豊﨑屋のお米は冷蔵保存しやすいから劣化から守りやすい!

豊﨑屋のお米は冷蔵保存ができる大きさで販売しています。
劣化するとお米本来の美味しさが楽しめなくなってしまうもの。
豊﨑屋では、美味しい状態をお客様に召し上がっていただきたいと考えています。

30㎏のお米を買って食べるご家庭はとても多いのですが、お米の美味しさは水分量で決まるもの。
乾燥したお米と精米したてのお米では美味しさもきっと変わっていると思います。

今回は、たまたまあった半年前に精米したお米で検証してみました。
美味しいお米を食べるためにも、消費するペースに合わせた購入をしてみましょう。

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