秋の味覚のひとつでもある新米。
季節になると、新米の表示がされた商品や陳列を見かけます。
この「新米」の表記。実は期間が決められていることはご存じでしょうか?
見かけるけれど、意外と知られていない「新米表記をしていい期間」についてお答えします。

新米はその年の大晦日まで

「新米」と言っていい期間は、農林水産省と消費者庁が管轄し定められた制度の日本農林規格等に関する法律「JAS法」で記されています。
消費者庁 玄米及び精米品質表示基準 表示禁止事項 第5条(3)

JAS法では、「新米」と言っていい期間は収穫した年の12月31日に梱包(商品化)されたものまでが新米であると決められています。
それを過ぎてしまったものは「古米」。
過ぎた年数分「古」の数が増えます。
つまり、新米と言っていいのは地域によって収穫時期が異なりますが収穫して大晦日までの約4カ月程度が新米なのです。

精米された新米はここを見て購入すると良い

豊﨑屋 食品表示サンプル画像

新米の表記は収穫した年の12月31日に商品化されたものまでとお伝えしましたが、この商品化という言葉には2つあります。
玄米のままか、精白米にされたものか・・。

玄米のままであれば、購入してから冷蔵保存をすることでその都度精米をして美味しい状態を食べることができます。
しかし、精米したものであれば精米した日からお米の乾燥や酸化が進んでいきますので、早めに召し上がったほうが良いでしょう。

お米には賞味期限や消費期限を記すことは定められていませんが、「美味しい状態」は精米をしてから約1か月~2か月といわれています。
そのため、精米されたものを購入する際は食べきる予定の日数を考えて精米年月日を確認するのもひとつです。

美味しいものはその年のうちに味わおう

いかがでしたか?
新米はその年の農家さんが行なった手間の集大成。
美味しいものはその年にいただいて翌年の作品を心待ちにするといいですね。

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