縁あって、米。~お米屋さん日記~3

縁あって、米。~お米屋さん日記~

こんにちは。
豊﨑屋の女将でございます。

「プロ」というのはどのように皆さんは考えますでしょうか?

私は、米農家と一緒に仕事をしていますが農業にはほとんど携わっておらず、米を売ることだけを専門的にしています。
そのため、米を作ることに関しては本当にド素人レベルの知識しかありません。

専門的に行う人を「プロ」ということが多いのですが、この「プロ」という表現。
専門的に行うことだけがプロというのか・・・。

プロというのは、培った知識と経験で仕上げることができます。
しかし、時にこの培った知識と経験が邪魔をしてしまうこともあるんですね。

お米の業界で話すと、農家やたくさんの米を扱う問屋さんのプロ目線から判断すれば問題のないことでも、一般の消費者にとってはそれが問題と感じてしまう場合があるのです。
見た目問題はよくある話ですね。

プロ目線で問題なくても、その知識を消費者に押し付けてしまっては相手に満足はしてもらえません。

本当のプロは、きっと・・・消費者の立場になって物事を考えられて仕事ができる人と・・あくまでも持論ですが私はそう思うのです。

相手が何を求めているのか、きちんと考えて・・


それができて初めてプロだと思っています。