お米は大好きなんだけど、計量したり研いだり炊飯器を片づけたりと何かと手間がかかるもの。
お米好きなら「いつでも食べたいのに!」と思ってしまうでしょう。
どうせ水に浸水させておくなら、食べる分をいくつか浸水させたままにしておけば・・・?なんて思ったことはないでしょうか?
お米を水に放置したとき、どのくらい日持ちするのかお伝えします。
日持ちはしないと思って。
結論からお話すると、残念ながら日持ちはしません。
そもそもお米を浸水させる意味は、乾燥されている状態のお米に必要な水分を含ませるため。
いつ収穫されたお米かにもよりますが、水に浸ける時間はある程度決められています。
新米といわれる時期(収穫からその年の12月31日)は、まだお米に水分が適量で含まれていますので、30分程度。その他の時期は40分~1時間が良いといわれています。
水に浸けておく時間が長くなると、水分を含みすぎてしまい炊き上がりがべちゃっとなる可能性があります。
ただ、お米にも吸水の限界があります。
約2時間程度浸水して「もうお腹いっぱい!」の状態になれば吸水しなくなります。
普段食べている炊き上がりを想像してしまうと、残念な炊き上がりになるかもしれません。
炊き上がりより怖いことも・・。
水に浸けっぱなしで放置することによって炊き上がりの状態よりも恐ろしいことがあります。
それは・・、「細菌繁殖」です。
水に浸けている時、冷蔵庫の中で放置しているなら比較的繁殖を抑えることができるかもしれません。
しかし、炊飯器の釜で・・・というのであればかなり危険です。
特に気温室温の高い春から秋は炊飯器の釜の中で長時間放置してしまうと想像以上に菌が繁殖しています。
菌の種類によっては熱にも強いものもありますので、基本的に長時間放置はおすすめしません。
冷蔵庫に保存していたとしても、お米の入った水は品質が低下している恐れがあります。
そのため、冷蔵庫保存状態でも半日~1日。
炊く前には浸水させた水を取り替えるほうが良いでしょう。
面倒だけどその都度がやっぱり美味しい
手間がかかるご飯炊きですが、美味しく安心な状態を求めてしまうとその都度お米を研いで浸水させることが一番です。
もし、忙しいけれどいつでもご飯が食べたい方は、多めに炊いたご飯を熱いうちに小分けして冷凍庫に入れておくことをおすすめします。
冷蔵保存じゃないの??と思うかもしれませんが、冷蔵保存をしてしまうとお米に含まれるでんぷんが老化してしまいパサパサぽろぽろ状態になってしまいます。
ご飯をいつでも食べたいご飯好きさんは、浸けっぱなしを炊くのではなく冷凍保存で手軽にご飯を召し上がってみては??