こんにちは。豊﨑屋の女将でございます。
本年は、新型コロナウイルスによっていつもとは違う一年になりましたね。
豊﨑屋でも感染予防対策としてキャッシュレスでお客様が購入できるよう努めてまいりました。
もうすぐ終わる今年。米業界でもある動きによって今後大きな変化がありそうです。
来年6月にHACCPが義務化されます。それによって、ある卸売業者がコンプライアンスの観点からHACCPの対応をしていない小売業者には納品できない可能性があると感じている業者が出てきたそうです。
これまで、「米を売る」ということはハードルが然程高くなく販売をするにあたって販売知識のない生産者でも販売ができていました。
それは、少々恐ろしいこともあり・・実際に検査をされていないお米であっても手書きで品種産地産年の記載がされていたり・・と消費者庁が定めた基準を満たしていないものもありました。
それが、衛生管理や米トレーサビリティー法が厳しくなり米を売ることにHACCPや食品衛生責任者の資格が求められるようになったのです。
つまり、これまでこのような資格を持たずに販売をしていた米農家が販売できなくなったり米を卸せなくなる可能性があります。
たしかに、口にするものがこれまで簡単に販売できてしまっていたということが不思議な話なのですが・・・。
では、この方向性が今後義務化された場合の私が感じている話をしますね。
結論から話すと、米の安全性が高まります。それと同時に農家が販売する米の販売価格が少し上がるかもしれません。
安全性が高まるというのは、きちんと衛生管理されたHACCP事業者の米であるから。そして、米トレーサビリティー法によって「どこの誰さんが販売しているどこで穫れた何年産のなんていうお米」かがわかります。
しかし、衛生管理を整える設備や検査費用・資格取得費用を考えると時間とお金がかかります。
そうなると、必然的に販売価格は上がってしまうのではないかと感じています。
あくまでも私の憶測なのですが・・・。
時代は変わっていきますね。
変化についていけるように・・・。