こんにちは。
豊﨑屋の女将でございます。

日本語は面白いもので、2つの言葉の違いが紙一重のようなことありませんか?
例えば、「クレーム」。

「クレーム」と聞くと、嫌だなと思ってしまいますよね。
Wikipediaで「クレーム」を調べると、サービスに対する苦情や改善要求、契約あるいは法上の権利請求を指す外来語なのだそうです。

Wikipedia クレーム

さて、ここでよく考えていただきたいのが「改善要求」という言葉。
改善してほしいと要求してきているんですよね。
つまり・・「お願い」なのです。

「お願い」と「クレーム」受け止め方でだいぶ受け止める側も気持ちが変わると思いませんか?

「あ、お願いならちょっと考えてみようかな」と。

私自身、起業する前は雇用されていたこともあり、働くなかでの一般常識を学ばせていただいていました。
そのため、会社に守られ・・上司に守られ・・一緒に働く仲間に守られ・・

守りの国にいたんですね。

ただ、起業すると当たり前のことですが自分を守ってくれる人がいません。
自分なりにあれこれやってみるのですが、時にそれが世の中や相手の感じ方とはズレが生じてしまうことがあります。

そんなときに相手の方からもちろんご連絡をいただくわけですね。

起業当初はそれを「クレーム」と感じて恐れがあったのですが、「お願い」と受け止めることで嫌な気持ちではなく、受け入れようとすることができるキャパシティーができたと思います。

これからは「クレーム対応」ではなく「お願い対応」とすると、お互いに良い関係でいられるのではないでしょうか。

さらにいうと、そのお願いによって「気づき」もあります。
それ、知らなかった!気が付かなかった!!ということに気づかせてくれた瞬間。

それは「感謝」ですね。

ほら、「クレーム」だったのが「感謝」になって・・。

捉え方って面白いですね。